留学の動機
・きっかけ
バンクーバーに留学する2年前、あたしはカナダのとある州に1週間だけホームステイした経験があります。そのころあたしの住んでいた地元では、姉妹都市を結んでいる都市と隔年でお互いに学生をホームステイさせる制度がありました。期間は1週間。しかしお役所が企画したものなので、準備ということで事前の勉強会を何度かしなくてはいけないし、また選抜もあるというものです。海外には興味があったあたしは、費用も格安ということで軽い気持ちで応募したところ、なんと合格してしまったのでした。
かくして、このような奇妙な形であたしの人生初の海外生活が始まったのです。
・印象に残ったこと
選抜に受かったとはいえ、あたしの英語力はたいしていいものではありませんでした。中の上ぐらいです。文法はだめだし、未だにセンター試験ででるような発音の問題は的中率がものすごく低いです。ただ、当時のあたしの誇れるものといったら、英語を話す度胸でした。日本人はよく文法を考えすぎて話すことができない、と言われますが、あたしは、単語だけでもまたジェスチャーだけでも、意志を伝えることはできる!と考えていたので(この考えは今も変わってはいません)、言葉を発することができなくて、ただもじもじするということは全くありませんでした。
しかし、確かにホームステイ先の家族とは自分の言いたいことが全く伝わらなくて困ったことはありません。でもこの1週間という短い留学(観光に近いですけどね)であたしが一番に学んだ事は、簡単な単語の羅列やジェスチャーだけでは、細かい意志までは伝わらない、ということです。そりゃそうだ、と思われるでしょうけど、あたしはこのことが真剣に英語を勉強するためには大事だと思います。ある程度意志疎通ができればいい(例えば海外旅行)なら、英語の単語集を買ってきたり、文法の問題集をやる必要はないのです。
この留学で、あたしは細かい所まで自分の考えを言いたい!!と思い、ネイティブ・スピーカーの微妙なニュアンスまで勉強してやろう、と決意したのでした。
・高校生活体験
1週間だけの留学生活では、観光もしましたが現地の高校に見学に行きました。普通の観光旅行では行く機会のないところです。カナダの高校生の生活が垣間見ることができました。休み時間には廊下でみんな座り込んでいることとか(向こうの学校では自分の教室というものがありません。教室は先生の教授室みたいなものなので、授業時間以外は入りません)、昼食には何を持っていくのか(サンドイッチ&ジュース&果物&お菓子でした。でも日本のコンビニで売っているようなサンドイッチではなく、パンにバターを塗り、チーズとハムをはさんだだけ、というようなシンプルなものです)、学校が終わるとどこに遊びにいくのか(これは日本の高校生と同じだと思います。友達同士が集まって、街に遊びにいったりします。あたしはこのとき人生初のビリヤードをしました)、授業風景はどうなのか(コーヒーを飲んだりお菓子を食べたり、ガムをかんだり。先生も生徒も何か飲んだりしながらです。でもそのせいで授業が荒れているという印象は全くありません。日本だと???という感じでしょうけど)、そんな実はよくわからなかった高校生活が少しだけ体験できたのはとてもよかったと思います。
また、その州の歴史がわかる博物館にも行きました。案内の人の説明は英語だった(当たり前。)ので、半分もわかりませんでしたが…。
そんなこんなで、あたしの1週間の留学生活はとても楽しいものに終わりました。しかし、このときから”いつかきちんとした形で留学したい!”と思ったのです。そして実際に留学するまでにはこれから2年の月日が流れます…。